どうもインベスターS.Tです。
本記事では、「ロールリバーサルの概要やロールリバーサルの見つけ方、ロールリバーサルのインジケーターを使うべきか否か?」について説明していきます。
などといった方に、ぜひ読んでいただきたいです。
目次
ロールリバーサルとはどんな意味か?
ロールリバーサルとは、反発ラインであるレジスタンスラインがサポートラインに転換することを言います。
「レジスタンスライン」とは、高値に対する反発ラインで、ここにチャートが達した際に、下向きの力が加えられチャートはこのラインで反発します。
対して「サポートライン」とは、安値に対する反発ラインで、チャートがここまで達した際に、上向きの力が加えられてチャートはこのラインで反発し上昇します。
つまり、元々レジスタンスラインの役割を持っていたラインをチャートが抜けることによって、そのレジスタンスラインは安値の反発ラインであるサポートラインに変化するのです。
そのため、1度形成されたレジスタンスラインとサポートラインは、永続的にその役割を担うのではなく、相場の動き方によって役割が変化していくのです。
ロールリバーサルの見つけ方について
それでは次に、ロールリバーサルの見つけ方について説明します。
ロールリバーサルの見つけ方は、とても簡単です。
まず、事前にレジスタンスラインとサポートラインを引いておく必要があります。
引き終わりましたら、チャートの動き方と2つのラインに注目します。
チャートがどちらかのラインを大きく超えた際、ロールリバーサルが発生したと判定できます。
チャートがレジスタンスラインを大きく超えた場合、レジスタンスラインはサポートラインとなります。
チャートがサポートラインを大きく超えた場合、サポートラインはレジスタンスラインとなります。
相場は常に変化しますし、それに伴って役割も変動してきますので、チャートの動きとラインの位置関係によく注意して取引する必要があります。
ロールリバーサルをバイナリー取引で活用する方法
それでは次に、ロールリバーサルをバイナリー取引で活用する方法について説明します。
ロールリバーサルをバイナリーオプションで活用する方法は、2つあります。
1つ目は、レジスタンスライン及びサポートラインを抜けた後に、逆向きにチャートが進むことを利用して逆張りを用いる方法です。
2つのラインを抜けた後、チャートは抜けた方向とは逆向きに一時的に動きます。
これを利用して逆張りを適応させエントリーします。
2つ目は、2つのラインを抜けた後に起こる一時的な反動が生じた後で、トレンドが発生することを利用した方法です。
2つのラインを抜けた後に一時的な反動が生じます。
これが起こった後で、チャートは抜けた方向へのトレンドが発生します。
つまり、レジスタンスラインを抜けた場合は上昇トレンド、サポートラインを抜けたら下降トレンドが発生します。
これを利用してトレンドに沿った順張りを適応させます。
これら2つの方法を用いることで、バイナリーオプションで「ロールリバーサル」を活用させることが出来ます。
ロールリバーサルのインジケーターは使うべきか?
それでは最後に、「ロールリバーサルのインジケーターを使うべきか否か?」について説明します。
ロールリバーサルのインジケーターとは、全自動でレジスタンスラインとサポートラインを引いてくれるインジケーターのことをいいます。
代表的なもので言うと、「オートピボットインジケーター」があります。
このインジケーターは、自動でレジスタンスラインとサポートラインを計算してくれるものです。
このインジケーターを使うことによって、レジスタンスラインとサポートラインを瞬時に判定することができ、ロールリバーサルもしっかりと確認することが出来るようになります。
しかし、一つだけ問題点があります。
それは、トレンド相場では活用することが出来ないという点です。
このインジケーターおよびロールリバーサルを用いた手法は、あくまで長期的なレンジ相場であることを前提としています。
そのため、一定の方向へ進んでいくトレンド相場では活用できないのです。
ただ、長期的なレンジ相場であれば実用可能ですので、この条件に適している相場で取引するのであれば、使うべきだと言えます。
ロールリバーサルに関するまとめ
本記事では、「ロールリバーサルの概要やロールリバーサルの使い方、バイナリーオプションでロールリバーサルを活用する方法、ロールリバーサルのインジケーターを使うべきか否か?」について説明しました。
ロールリバーサルの概要まとめ
ロールリバーサルとは、レジスタンスラインおよびサポートラインをチャートが抜けることによって、その2つのラインの役割か変化することを言います。
つまり、レジスタンスラインを抜けた場合は、レジスタンスラインはサポートラインの役割を担い、サポートラインを抜けた場合は、サポートラインはレジスタンスラインの役割を担います。
ロールリバーサルを用いた手法まとめ
これを用いた手法には、
・抜けた後に発生する反動に沿って逆張りを適応させる方法
・反動が生じた後に起こるトレンド相場に沿って順張りを適応させる方法
の2つの手法があります。
ロールリバーサルのインジケーターは、長期的なレンジ相場であれば実用可能ですので、投資経験関係なく使うべきだと言えます。
ただし、トレンド相場の場合は実用できないので、十分注意してください。