どうもインベスターS.Tです。
バイナリーオプションでは、相場分析が勝つための大きな分かれ目となってきます。
中でも相場分析するにあたり、インジケーターの選択はとても大事になってきます。
インジケーターには「トレンドフォロー系」、「オシレーター系」と分類されており、それぞれ使い方が異なります。
その中にも多くのインジケーターがありますが、「Alligator(アリゲーター)」というインジケーターはご存知でしょうか?
今回は「Alligator(アリゲーター)のMT4での使い方やパラメーターについてと、短期取引で使えるのか?」について解説していきたいと思います。
目次
Alligator(アリゲーター)の概要と特徴
Alligator (アリゲーター) は、ビル・ウィリアムスさんによって作られたインジケーターで、平滑移動平均線SMMA の3本のラインで構成されています。
現在チャートよりも右側(未来)まで表示されることが特徴的です。
なぜ、Alligator (アリゲーター)と言うのか、というと、3本のラインをワニの口に例えているからです。
ジョーズ→アゴ
ティース→歯
リップス→唇
という呼び方をしています。
そして、ラインが重なっているところは「Sleeping(眠っている)」となり、ラインが離れているところは「Hunting(口が開いて捕食している)」という表現をされます。
「これから上昇トレンドなのか?」、「下降トレンドなのか?」、「はたまた反転するのか?」という、値動きの方向性を予測することができるトレンドフォロー型のテクニカル指標です。
Alligator(アリゲーター)のパラメーター設定について
Alligator(アリゲーター)はMT4に標準で搭載されています。
②そうすると、パラメーターの設定画面が開くので期間やどれくらいずらして表示するかの設定ができます。
基本的にはデフォルトのままで充分使えるインジケーターになっていますので、変更しなくても問題は無いです。
「5・8・13」の期間で設定されていて、期間の短いから順に、緑・赤・青の色で表示されます。
Alligator(アリゲーター)の使い方を解説!
Alligator(アリゲーター)は、3本のラインで相場の強弱を判断することができます。
ラインが広がっていれば強気相場、閉じていれば弱気相場と考えられます。
相場が落ち着いているレンジ相場のときは3本のラインが閉じ、ラインがぐしゃぐしゃしていたりします。
そして、トレンドが発生する際はラインが大きく広がります。
因みにエントリー方法としては、Alligator(アリゲーター)にはゴールデンクロスとデッドクロスが存在します。
相場が右肩上がりになって上からローソク足、短期ライン、中期ライン、長期ラインの順に並んだら「ゴールデンクロス」と呼ばれ、これから上昇トレンドとなる可能性が高いのでhighでエントリーします。
反対に、相場が右肩下がりで下からローソク足、短期ライン、中期ライン、長期ラインの順に並んだら「デッドクロス」と呼ばれ、下降トレンドとなる可能性が高いのでlowでエントリーする、といったエントリーが可能になります。
一度、トレンドに乗ってしまえばAlligator(アリゲーター)はダマシも少なく比較的信頼できるインジケーターです。
Alligator(アリゲーター)を使えば短期取引を攻略できる?
Alligator(アリゲーター)はトレンドの発生と終わりを教えてくれるものであり、その終わりは唐突に訪れたりもします。
そのため、短期取引であるスキャルピングで少しずつ利益を得ると、勝率は高くなると言えるでしょう。
先述した通りのエントリーポイントであえて長期でエントリーし、利益が少しでも出たら転売するというのを繰り返していけば、「急なトレンド転換に損切りする羽目になった…」、ということも少なくなります。
Alligator(アリゲーター)を使う時の注意点とは?
Alligator(アリゲーター)は、単体でエントリーポイントを探してしまうとタイミングがズレてしまうことがあります。
理由としては、Alligator(アリゲーター)含め、トレンドフォロー型は反応が遅いことが挙げられます。
トレンド開始から終了までは比較的ダマシも少ないので、使用する際はトレンド発生やトレンドがいつまで続くのか?、というのを判断する補助的な役割で使用した方がいいでしょう。
そして、Alligator(アリゲーター)はトレンドフォロー型であるので、他のインジケーターと組み合わせるならオシレーター系と組み合わせるとお互いの弱点を補うことができます。
トレンドフォロー型はトレンド相場に強く、
オシレーター系はレンジ相場に強いのです。
トレンドフォロー型は先述したようにトレンドの発生、終了を教えてくれるのですが、遅行性であり、どうしても反応が遅れてしまいます。
オシレーター系は買われすぎ、売られすぎを教えてくれる指標ですが、反応が良すぎることもあり、大きなトレンドのときは転換サインが出ていてもそのままそのサインを引っ張り、ズルズル続きしばらく転換しないといったダマシが多くあります。
エントリーの際は、反応の早いオシレーター系で買われすぎ、または売られすぎとなっていれば、あとの反転ポイントをトレンドフォロー型で見つけ、どこまでトレンドが続くか?を見極める、という二つのインジケーターを組み合わせることでお互いの弱点をカバーし合えます。