どうもインベスターS.Tです。
今回は、「HullMovingAverage(HMA)」をご紹介いたします。
まだあまり聞きなれないインジケーターではありますが、「MovingAverage」というだけあって、移動平均線の仲間になりますので、使い方はそれほど難しくはありません。
チャートに移動平均線を表示させている方は多いと思いますので、その代わりにつかっていただけると思います。
それではさっそく紹介させていただきます。
目次
HullMovingAverageインジケーターの概要
「HullMovingAverage(HMA)」とは、アランハル(Alan Hull)という方が2005年に開発したインジケーダーです。
「HMA」や「ハル移動平均線」とも呼ばれます。
移動平均線は、指定した期間の平均値から引いている線ですので、現在のトレンドを把握するのには非常に便利なインジケーターです。
しかし、チャートが動き出してから移動平均線が反応するまで、どうしても若干の遅延が起こってしまいます。
長期間のチャートであればそれほど気にしなくても良いのですが、短期間のチャートであれば移動平均線がトレンドに反応して表示される間にトレンドが終わることもあります。
その移動平均線の弱点を補う目的としたので、この「HullMovingAverage」です。
HullMovingAverageのダウンロードと設定方法
では早速、「HullMovingAverage」のダウンロードと設定方法を説明していきます。
「HullMovingAverage」は、MT4で利用可能なインジケーダーですのでMT4での設定方法で進めていきます。
まずは「hull moving average mt4」というキーワードでインターネットで検索します。
その検索結果にある「Free download of the 'Hull moving average' indicator by ...」というサイトに行きます。
英語のサイトですが、公式サイトですので問題はありません。
このサイトの中にある「Hull moving average.mq4」をクリックしダウンロードします。
ダウンロードはこれで完了ですので、次はMT4に導入していきましょう。
MT4を立ち上げましたら、まずは上部左側のファイルから「データファイルを開く」をクリックします。
データフォルダを開くと、「MQL4→Indicators」の順にフォルダを展開していきます。
Indicatorsフォルダが開けたら、そのフォルダの中に先ほどダウンロードした「Hull moving average.mq4」を入れます。
挿入が終わりましたら、MT4をいったん閉じて再度立ち上げてください。
MT4は再度立ち上げができましたら、「インジケーターリスト」から、「カスタム」にカーソルをあて外部から挿入したインジケーターリストを開きます。
その中にある「hma-trend-indicator」をクリックします。
「hma-trend-indicator」をクリックすると、設定画面表示されますので、periodの値を「50」に変更して「OK」をクリックします。
「OK」をクリックすると、チャート上に表示されていると思います。
HullMovingAverageの見方や使い方について
それでは実際に、「HullMovingAverage」の見方や使い方を見ていきましょう。
こちらがMT4に「HullMovingAverage」を表示させたチャートです。
初期設定では図のラインのように、上昇時と下降時で色が変わります。
とてもシンプルに感じるかもしれませんが、視覚的にもトレンドがわかりやすく、このラインだけでも取引ができます。
上昇トレンド時では、緑のラインにチャートがタッチしたら「押し目買い」のチャンスです。
それとは逆に、下降トレンド時に赤いラインにチャートがタッチしたら「押し目売り」のチャンスです。
赤と緑のラインが交互に短く出るときはレンジ相場ですのでエントリーせず、どちらか一方の色の長く出現し、なおかつ角度がついたときは、強いトレンドのため絶好のエントリーチャンスです。
ただし、トレンドの終了時は必ず来るので、損切は必ず入れて損失を限定させることは必須です。
また、ラインの色が変化した瞬間にエントリーすると、トレンドの転換をつかむこともできます。
他のインジケーターと組み合わせると、逆張りの信頼度を高め大きな利益を出せることも可能性です。
その際も、必ず損切は必要です。
HullMovingAverageを利用してバイナリー取引を攻略するには?
バイナリー取引においても、「HullMovingAverage」の基本的な使い方は変わりません。
「HullMovingAverage」の最大の特徴は、上昇トレンドか下降トレンドか一目でわかるところとチャートに対しての反応の速さです。
チャートは細かく上下を繰り返しながらトレンドを作っていきますが、大きな転換点はそれほど多くありません。
順張り取引がオススメ!
そのため、「HullMovingAverage」でトレンドの方向と強さをしっかり確認したうえで、順張りする方法が良いでしょう。
HullMovingAverage(HMA)に関するまとめ
今回は、「HullMovingAverage」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
とてもシンプルなインジケーダーのため、これで勝てるのかと思う方もいるでしょう。
実際に、FXで安定的に利益を出し続けている方の取引ルールは、簡単なものがほとんどです。
前述のように、HullMovingAverageはトレンドの強さと方向性を確認できるインジケーターですので、その他に利益確定や損切の目安になるインジケーターなどがあると、さらに使い勝手が良くなると思います。
使い方も設定も非常に簡単なので、これを機に利用してみてはいかがでしょうか。