
どうもインベスターS.Tです。
バイナリーオプションを調べていると、「1マーチン」という言葉を目にすることがあります。
マーチンがバイナリーオプションで利用できるかどうか?は、インターネット上でも賛否両論であります。
果たして、どちらの言い分が正しいのでしょうか?
そこで!
今回の記事では、「1マーチンとは何か?、その際の勝率や損益分岐点」について解説していきます。
目次
マーチンゲールとは何か?
マーチンゲール法とは、ギャンブルに利用しれている掛け金の計算手法であり、負けた時は掛け金の2倍で次の勝負に挑戦する方法です。
本来、この方法が有効なギャンブルは、勝率約50%、払戻が2倍のものであり、例えばですと、ブラックジャックやルーレットに利用されてきました。
マーチンゲール法の根本的な考え方は、勝つまで辞めなければ必ず利益が出る手法ですので、バイナリーオプションで利用するのであれば、単に倍賭けをしていけばよいというものではありません。
バイナリーオプションでは、ペイアウト率が関係してくるので、単に倍掛けでは数回目で損益が出てしまいます。
これでは本当のマーチンゲール法とは呼べません。
数回目で損益がるような掛け金はマーチンゲール法の趣旨に反していると言えます。
マーチンゲール法の正しい捉え方とは?
多くのサイトは単に倍賭けと言ってますが、それは誤ったマーチンゲール法の捉え方であり、「何回負けても最後には必ず決めた利益を出す方法」という捉え方が、正しいのではないでしょうか。
例えば、「必ず1度勝てば、1,000円の利益が出るように賭けていくと決める」といった考えが、正しい考え方だと言え、ペイアウト率に合わせて掛け金を変えていきます。
計算方法は「(稼ぎたい金額+前回までの累計損益)÷(ペイアウト率-1)」となり、この計算式で掛け金を計算して算出し、必ず決められた利益を出すという考え方です。
例えばですが、「1,000円の利益を必ず出す、ペイアウト率は1.88」といった場合の掛け金は、1回目は1136円、2回目は2,427円、3回目は5,185円、4回目は11,077円、5回目は23,664円と増えていき、何連敗しようと最終的に勝利すれば、1,000円の利益が必ず出る計算方法であれば、マーチンゲール法に当てはまると考えられます。
ちなみに、5回目での累計損失額は43,489円で、これで勝利していも1,000円の利益という手法になりますので、リスクが高いと誰もが思うのではないでしょか。
1マーチンとは?
1マーチンとは、このマーチンゲール法を1回で止める方法です。
1マーチンを行うメリット
先ほどの計算から何回も行うと、リスクばかりが大きくなり、いずれ利益が出るとはいえ冷静な判断はできなくなってきます。
そのため、マーチンゲール法を利用するのは一度のみということになり、負けたあとに、倍額で一度エントリーして終わりという考え方になるのです。
このほうがリスクを大きくせずに済むと考えることができます。
1マーチンで取引した際の勝率は?50%超えるのか?
1マーチンで取引した場合の勝率は、もともとの勝率が50%であれば、確実に超えてきます。
しかし、バイナリーオプションは、投資家にテクニカル分析によって勝率が変わってくるので、必ずしも50%を超えるという説明はできません。
もし、今利用している勝率が33%以下の場合であれば、1マーチンでも勝率を50%超すことができないのです。
ただし、ハイアンドローのようなバイナリーオプションで、33%の勝率事態がおかしな状況であった場合、逆にエントリーしていれば67%の勝率を誇る手法となります。
そう考えると、1マーチンを行った場合の勝率は、50%を超える確率が大分高くなると考えることもできるのです。
よく、勝率80%以上という手法を目にすることがありますが、その手法のほとんどがマーチンゲール法を用いたものとなっているようです。
ただですね、何回マーチンゲール法を利用しているか分からず、そのような手法を購入してしまう場合もおきています。
マーチンゲール法を利用すれば、勝率80%を超すことなど、結構簡単に行えるのです。
「勝率80%以上と言われて購入したら、マーチンゲール法を利用していた」ということが無いように十分注意してください。
1マーチンの損益分岐点は?
1マーチンの損益分岐点は、先ほどのペイアウト率1.88で考えると「79.78%」になります。
損益分岐点は必ず確認しよう!
損益分岐点は、投資を行う上で必ず意識しないといけない点です。
特にペイアウト率や、スプレッド幅が変動してくるのがバイナリーオプションの特徴であり、その都度しっかりと意識するからこそ、ギャンブルにならないと言えます。
バイナリーオプションを投資として行うためにも、損益分岐点は必ず確認するようにしましょう。
1マーチンに関するまとめ
本来、1マーチンを利用すると決めてエントリーする手法はおすすめできません。
バイナリーオプションにおけるエントリーは、そこでエントリーをする理由が明確かどうかです。
この理由を明確に説明できず、違う場面で1マーチンを利用するほど、恐ろしいことはありません。
エントリーの根拠を明確に話せることが重要!
例えば、ゴールデンクロスが起きたから上げると予想して「ハイエントリー」し、たまたまタイミングが良くなく負けてしまったとします。
そこで再度、上昇相場ということから、「ハイエントリー」をしたという根拠を話せるのであれば、意味のある「1マーチン」と言えるのです。
そもそも、相場の状況が変わったにもかかわらず、
と、義務的に行うのは問題のある利用方法と考えることができます。
「一つ一つのエントリーに意味を持つこと」
この部分をしっかりと考えておくと、1マーチンも使える手法になってくるのです。