どうもインベスターS.Tです。
「サイコロジカルライン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
投資家の気持ちを探ったテクニカル指標として、よく利用されています。
投資家の心理が分かるとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
今回は、「サイコロジカルライン」について、記事にしていきます。
目次
サイコロジカルラインの概要と特徴
サイコロジカルとは、心理的なという意味を持っています。
為替チャートで言う表裏は、前日より価格が上昇したか下降したかのどちらかです。
つまり、決めた日数の中で上昇が8回続いた場合は、そろそろ下降するのではないかと考えるのが、投資家の心理というとらえ方が出来るのです。
この確率を数値に表したのが「サイコロジカルライン」なのです。
為替は日々、上昇と下落を繰り返しています。
あまりに上昇が続けば、そろそろ下降がはじまるだろうと考えるのは当たり前のことなのです。
計算式から確認してほしいのは、どれだけ価格が変動してもサイコロジカルラインには関係ないということです。
ありえませんが、1日に12円下がりその後、1日1円ずつ11日間かけて11円戻したとしても上昇11日、下降1日として計算がされ、91%となるわけです。
全体的の価格は下がっていてもサイコロジカルラインのパーセンテージには関係ないという、すごく分かりやすいテクニカル指標という訳です。
サイコロジカルラインの見方や使い方を解説!
サイコロジカルラインは、MT4には入っておりません。
もし利用したいと考えたのならば、無料でダウンロードできますのでご自身のMT4に入れるようにしましょう。
見方も非常に簡単で、
・サイコロジカルラインが75%以上になれば買われ過ぎ
・サイコロジカルラインが25%以下になれば売られ過ぎ
といった判断ができます。
また、サイコロジカルラインが鋭角に動いていればダマしが少なく、鈍いようならばダマしが多くなるという見方もできます。
よって、バイナリーオプションでの使い方は、75%以上になったらローエントリーするなどの逆張り手法となります。
サイコロジカルラインで心理戦を制すには!?
サイコロジカルラインで心理戦を制すには、ほかに何も考えなことが大事になります。
サイコロジカルラインは単純な計算で表示された数値であり、何も考えずに単純に利用することが心理戦には極めて重要です。
どんなに強いトレンドが続いたとしても、途中で必ず少しでも戻すことがあります。
あれこれ考えるとそこでエントリーができなくなってしまうのです。
つまり、心理戦を制すためには他の事は考えず、サイコロジカルラインのみを信じるということが一番なのです。
これが目の前に居る投資家の心理を考えるのならば、もっと違う方法もありますが、見えない方の心理を探るのならば確率に特化するのが良いという訳です。
ただ、それではバイナリーオプションの勝負で勝率を上げることは難しいでしょう。
何故ならば、投資家全員がサイコロジカルラインを利用しているわけでは無いからです。
サイコロジカルという考え方は日本人に多く見られる考え方で、メインでもある欧米の投資家はあまり気にしていないとも言われているのです。
サイコロジカルラインを使う際の注意点とは?
サイコロジカルラインを使いうのならば、必ず他のインジケーターと組み合わせて使用することをお勧めします。
投資家の心理を考えるのは重要ですが、先ほども話した通り、値幅の変動に対応していないのがサイコロジカルラインの注意点です。
為替で重要なのは勢い、短期戦のバイナリーオプションで勝率を上げるのに必要なのはそろそろ下げそうという確率ではないということなのです。
それでもサイコロジカルラインをバイナリーオプションで利用するのならば、30秒取引か、1分取引をお勧めします。
サイコロジカルラインで83%の数値を示した、買いの勢いのがある為替相場で3分以上の取引を行うのは非常に危険なエントリーと言えるでしょう。
サイコロジカルラインに関するまとめ
サイコロジカルラインは、投資家のそろそろ売りたいという気持ちを察知するのに優れているテクニカル指標です。
ただ、それだけではバイナリーオプションで勝率を上げることはできません。
つまりサイコロジカルラインは、あまりバイナリーオプションに向いていないテクニカル指標となるのです。
連続して9回以上の陽線ローソク足が出ることは確率的にはかなり低いです。
しかしだからと言って、9個目のローソク足が連続陽線で確定した後に、ローエントリーを行うには、かなりの勇気が必要なのです。
その理由は、買いの勢いが強いことが分かってしまっているからです。
もしバイナリーオプションでMT4を利用するのならば、サブウインドウにはできれば他のインジケーターを表示することをオススメします。