どうもインベスターS.Tです。
バイナリーオプションから始めた方は、ギャンという言葉を初めて聞くかもしれません。
ギャンとは、アメリカで有名な相場師ウィリアム・D.ギャンのことです。
独自の分析により数々のチャート分析手法を生み出した方で、有名な「ギャンの価値ある28のルール」は、バイナリーオプションでもとても参考になります。
今回は、そんなウィリアム・D.ギャン氏が考案したMT4で利用できる「ギャンライン・ギャンファン・ギャングリッド」について記事にしていきます。
目次
ギャンラインの引き方、使い方について
それでは、MT4でギャンラインを引く方法を紹介しようと思います。
表示したギャンラインをダブルクリックすると、点が3つ表示されます。
これは「起点、支点、終点」と呼ばれ、ギャンラインの位置を変更したい時に使用しましょう。
支点をドラッグすれば、角度は保たれたまま平行移動をすることができ、終点をドラッグすると角度が変更されます。
さらに、「起点、支点、終点」を表示させた状態で右クリックをすると、一番上に「GannLineプロパティー」が表示されるのでクリックしてみましょう。
パラメータの中にスケールという項目がありますので、-1.00に変更することで下降のギャンライン、1.00で上昇のギャンラインへと変更することが出来るのです。
また、起点について迷われる方も多くいるかもしれませんが、特に決まりはありません。
ラインを引くことを苦手としている方は、特に決まりがないので分からないと思われているようです。
よって、シンプルに考えるのがお勧めです。
一番分かりやすい方法は、直近の高値若しくは安値に設定するという方法です。
これが最も適切な方法となるでしょう。
サポートラインとしての考えもありますので、これを突き抜ければ重要な転換ポイントとしも活用できます。
もちろん、ギャンラインが下降の場合は、先ほどの逆となります。
ギャンファンの引き方、使い方について
ギャンファンの引き方は、基本的にギャンラインと同じになります。
引いてみるとギャンラインを中心に、8本のラインが増えたのが分かります。
これは高値若しくは安値を基準に違う角度をつけたラインで構成されており、サポートラインとレジスタンスラインの役割を担っているのです。
ギャンファンの見方も基本的にはギャンライン同様、ローソク足が上にあれば強気、下に行けば弱気の相場という判断ができるのです。
それに対し、8本のラインでさらに未来を相場を予測しやすくしているという訳です。
ギャングリッドの引き方、使い方について
ギャングリッドの引き方に関しても、基本的にはギャンラインと同様です。
表示してみると、幾つもの格子(グリッド)が表示されるのが特徴的です。
これはいくつものギャンラインで構成されているものとなります。
考え方は今までと同じ、ギャンラインと価格が交わった時はブレイクのシグナルということです。
ギャンラインを組み合わせることにより、未来予想をさらにしやすくしたのが「ギャングリッド」となります。
一番使いやすいのはギャンファン?その理由は?
ギャンライン、ギャンファン、ギャングリッドの中で、私が一番使いやすいと考えているのは、「ギャンファン」になります。
ギャンファンが使いやすい理由
最大の理由は見やすいということ、ギャンラインでは物足りない、ギャングリッドは見ずらい、ギャンファンが一番見やすく分かりやすいと言えるのではないでしょうか。
バイナリーオプションは、短期取引が魅力な投資です。
あまり多くの情報は、エントリーポイントを判断する上で、ときに邪魔になる可能性もあるのです。
ギャンファンであれば、サポートラインとレジスタンスラインが分かりやすく機能しており、他のインジケーターと組み合わせても分かりやすく利用することが出来るのではないでしょうか。
ギャンライン・ギャンライン・ギャングリッドに関するまとめ
ウィリアム・D.ギャンは有名なトレーダーで、今もなお利用されている手法を残した偉大な方です。
MT4で元から利用できるようになっているのだから、その必要性は誰の目から見ても明らかです。
彼の「ギャンの価値ある28のルール」は、まだバイナリーオプションでルールを作成していない方の参考にとてもなります。
ただ、今回説明してきたギャンライン、ギャンファン、ギャングリッドを最も効果的に使用できるチャートは、日足チャートとなっています。
つまり、FXのような長期的な取引で使用するのが一番良いというのが私の考えです。
もしバイナリーオプションをやるうえで、ギャンファンに興味を持たれたのならば、一度チャートに表示し分析をしてみてください。
しっかりと設定できれば、サポートラインやレジスタンスラインとして活用することも十分可能です。
ただ、これだけではバイナリーオプションで勝率を高めることはできません。
他のインジケーターと組み合わせ、相乗効果で勝率を高めていくようにしましょう。