FXで取引できる通貨の種類について解説!どの通貨が一番信頼できるのか?

 

 

あなたはFXで取引できる通貨の種類をご存知でしょうか?

 

 

FXは米ドルだけでなく、世界に存在するあらゆる通貨を取り扱っているんですよね。

 

 

どの通貨に注目して取引を行えばいいのか?」ということを考えることはとても重要なことであり、FXを始めるにあたって、各通貨の特徴を把握することは必須です。

 

 

そのため、ここからは「FXで取引することができる通貨の種類と特徴」について、お話していこうと思います。

 

目次

世界で最も多く取引されている通貨は「米ドル」

 

 

それではまず、「米ドル」について説明していきます。

 

 

米ドルは、世界で最も多く取引されている通貨と言われており、世界中の様々な貿易取引の決済などにも用いられております。

 

米国経済に関する情報も日本に豊富に流れてくるので、日本で取引を行う方にとっては、取引しやすい通貨と言えるでしょう。

 

 

ドルの値動きを見る上で注目されるのは、「発表される各種の経済指標の中で、最も旬なものは何か?」ということです。

 

 

例えばですが、米ドルで注目される材料というのは、「雇用統計」に関することだったり、一昔前であれば、「貿易収支」に関することでありました。

 

※「雇用統計」の特徴は、毎月第一金曜日に発表されることと、非農業部門雇用者数の数字の高低には、為替レートが敏感に反応するということです。

 

※「貿易収支」の特徴は、日本の貿易収支の黒字が拡大すると、ドル売りの要因になり、日本の貿易赤字が常態化してしまうと、ドル買い要因となるということです。

 

 

 

その他の材料としては、「有事」、「要人発言」、「金利情勢」などが注目される材料になりますね。

 

※「有事」の特徴は、金融不安だったり、経済恐慌などが生じた場合、リスク回避でドルが買われるケースがあるということですね。

 

※「要人発言」の特徴は、要人には日銀総裁や、FRB議長、日本の財務相、米国の財務長官の人達などが含まれているわけですが、日欧米の要人発言が為替のレートに影響を及ぼす可能性があるというところです。

 

※「金利情勢」の特徴は、日本の金利上昇の場合に円買い要因となり、米国の金利上昇はドル買い要因となるというところです。

 

 

ドル相場の値動きを見るにあたって、注目すべき材料というのは変わっていくので、「市場関係者が今最も注目している材料は何か?」をニュースなどで日頃から把握しておくことは、とても重要ですね。

 

 

第二の基軸通貨は「ユーロ」

 

「ユーロ」という通貨は、1999年に誕生した通貨です

 

 

「ユーロ」通貨が誕生する前は、ドイツマルク、フランスフラン、イタリアリラ、スペインペセタ、というように欧州各国ごとの通貨単位が存在しました。

 

 

しかし、欧州通貨統合により、「ユーロ」という共通通貨が誕生したわけですね。

 

 

また、この「ユーロ」という通貨ですが、ドルに次いで外国為替市場の中で、流通量がとても多く、「第二の基軸通貨」とも言われていますね。

 

 

 

そして、ユーロ通貨において、注目される材料というのは、「ECBの動向」、「金利動向」、「ドイツの景気動向」、「南欧諸国の動静」、「ドルの値動き」、といったものになります。

 

※「ECBの動向」について・・・ECBは欧州中央銀行のことであり、ECB議長の為替や金利に対する発言などが注目すべき点にあたります。

 

※「金利動向」について・・・ECBが政策金利を引き上げるとユーロ買いとなり、政策金利を引き下げるとユーロ売りの傾向が強まります。

 

※「ドイツの景気動向」について・・・欧州で最大の経済大国であるドイツの経済情勢は常に注目されており、ドイツの景気が悪化すればユーロ売りであり、好調になればユーロ買いの材料になります。

 

※「南欧諸国の動静」について・・・欧州債務危機は一段落しているわけだが、ギリシャやスペイン、ポルトガル、イタリアなどの、南欧諸国の債務問題が全て片付いたわけではないことから、その動静に注目がされます。

 

※「ドルの値動き」について・・・第二の基軸通貨と言われているように、ユーロはドルに次ぐ取引量を持っているため、同時多発テロ直後のように、ドルが大きく売られることと、一方でユーロが買われるケースがあります。

 

 

 

因みに、ユーロとドルは常に裏腹の関係あるため、ドルが強いときにはユーロが売られ、逆にドルが弱いときにはユーロ高が進む傾向が顕著に見られますね。

 

 

一番の資源国通貨は「豪ドル」

 

 

豪ドルはオーストラリアの通貨ですが、豪ドルといえば、「資源国通貨」とも呼ばれています。

 

 

この豪ドルですが、比較的に金利水準が高いことから、個人投資家に人気の高い通貨の一つでもありますね。

 

 

オーストラリアは豊富な天然資源に囲まれており、石炭や鉄鉱石、金などの鉱物資源を中心に、天然ガスや原油なども輸出しており、こうした資源価格が上昇すると、オーストラリアの貿易黒字が増えるため、豪ドルが買われる傾向は強いですね。

 

 

因みに、オーストラリアの資源がどこに輸出されているのか?というと、現在は中国に一番輸出をしているようです。

 

そのため、中国の経済が順調であれば、オーストラリアの中国向け輸出が増えていき、逆に中国経済が不振になれば、オーストラリアの中国向け輸出が減り、そういったことによって、豪ドルの下落につながるケースも見られますね。

 

 

豪ドルに大きな影響を及ぼすのは、オーストラリアというよりも、中国経済の浮き沈みによるものと言えるでしょう。

 

 

 

また、豪ドル通貨において、注目される材料というのは、「中国の経済情勢」、「資源価格の動向」、「金利動向」、「有事」、「インフレ率」、といったものになります。

 

 

※「中国の経済情勢」について・・・オーストラリアで採掘される資源の最大の輸出先は中国ですので、中国の経済が好調であれば豪ドル買いであり、不調な時は豪ドル売りの傾向が強くなります。

 

※「資源価格の動向」について・・・オーストラリアの主な輸出品は資源であるため、資源価格が上昇すれば豪ドルが買われ、逆に資源価格が下落している時は、豪ドルが売られる傾向にあります。

 

※「金利動向」について・・・豪ドルは先進国通貨の中では相対的に金利水準が買いため、投資マネーが入りやすく、金利差を活用したトレードに用いられる傾向があるため、オーストラリアの金利が上昇すると豪ドル買いであり、金利が低下すると豪ドル売りの傾向が強まります。

 

※「有事」について・・・金融不安や経済混乱といった、マーケットでのリスクオフの傾向が強まる材料が浮上した場合、豪ドルは売られやすくなります。逆に、世界的な株価の上昇によって、投資マネーの利益が膨らんでいくと、豪ドルは買われやすくなります。

 

※「インフレ率」について・・・インフレ率が3%を超えてくると、オーストラリア中央銀行が政策金利を引き上げる可能性が浮上するため、豪ドルが買われやすくなります。逆に、3%を下回っているときには、金融緩和の可能性が高まるため、豪ドルは売られやすくなります。

 

 

 

因みに、豪ドルはドルやユーロなどに比べて、変動率が高いという傾向が見られ、非常に値動きが荒いものです。

 

 

その理由についてですが、ドルやユーロなどの先進国の通貨とは違って、通貨の流動性が低いこと、金利が高めであることから、予想以上に買われ過ぎてしまう傾向があり、大きな調整が起こるからであると言えるからですね。

 

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