どうもインベスターS.Tです。
バイナリーオプションをやっている人のなかには、「ピンバー」を使って取引している人は多いと思います。
「長い髭=反発する」というイメージを持っている人が多いからだと思います。
では、「そのピンパーを使った取引はどのようにエントリーすれば良いのか?、また本当にピンバーを使った取引は勝てるのか?」ということを中心に紹介していきたいと思います。
目次
ピンバーとスパイクの違いとは?
まず、「ピンバー」と「スパイク」の違いについて紹介していきます。
ピンバーの概要
ピンバーとは、髭が長く、ローソク足の実体が短いローソク足のことを言います。
明確な数字はありませんが、ローソク足に対して、実体が1割程度の場合は、ピンバーになります。
ピンバーが発生するということは、1つのローソク足を形成する際に、上下に大きく動いていて、結果的にどちらに行くか定まらなかったということを表しているので、相場の中で何度もピンバーが発生している場合は、相場の転換点である可能性が非常に高いです。
スパイクの概要
スパイクとは、急激に価格が大きく変動することを言います。
出来高が急に増えたときに発生しやすく、ピンバーと同じく、相場の転換点のサインとして、使われることが多いです。
ピンバーを検証するインジケーターについて
ピンバーを検証したい場合、ピンバーというものを数値化したい人も多いともいます。
一目で「ピンバー」とわかると非常に便利だと思います。
しかし、ピンバーを検証するためのインジケーターは、MT4にデフォルトで入っていません。
そのため、ピンバーのインジケーターを使いたい場合は、自分でインジケーターを用意する必要があります。
用意する方法としては、「自分でインジケーターを作成する」、「ネットから拾ってくる」の2つです。
便利なインジケーターもネットでたくさん落ちています。
ピンバーが発生したら、アロー(矢印)を出してくれるインジケーターや実体に対して、〇%の髭をつけているかを数値でMT4上に表示するインジケーターなど、調べたらたくさん出てきます。
自分で調べて、自分に合ったピンバーのインジケーターを見つけることもよいと思います。
ピンバーのエントリー条件について
では、ピンバーを使ってどのようにエントリーしていけば良いのでしょうか?
まずは、ピンバーの定義をしっかり決める必要があります。
ピンバーといっても、明確な定義がないので、人それぞれでピンバーの定義が異なってきます。
ここでは、ローソク足の大きさに対して、実体の大きさが0.5割以下の場合、かつ、実体の大きさが3Pips以下の場合をピンバーとして定義します。
ピンバーを利用したエントリー条件
エントリーの条件としては、
上昇トレンドで、ピンバーが出現したら「Lowエントリー」
下降トレンドで、ピンバーが発生したら「Highエントリー」
をするといった感じです。
ピンバーかどうかは、その足が確定しないとわからないので、足途中でのエントリーはありません。
必ず確定足でのエントリーになるので注意してください。
また、値動きが激しい通貨の場合、最後の1秒までピンバーかどうか判断ができないので、エントリーが難しいかなと思います。
出来高が少なく、値動きがあまりない通貨を選ぶと判断しやすいと思います。
ピンバーのみでバイナリーの逆張り取引は攻略できるのか?勝率は?
上記で、ピンバーのみでのバイナリーの逆張りロジックについて紹介しましたが、実際に攻略していけるのかが重要です。
ネットでは、ピンバーのみの逆張りでも勝率が高いと書いてある記事が多いですが、正直なところ、ピンバーだけで攻略できるほど甘い世界ではありません。
バイナリーの世界は9割以上の人が負けているのに、ピンバーだけで勝てるわけないですよね。
ピンバーは、バイナリーにはあまり向いていません。
どちらかというと、FXなどの中長期の取引に使われるものです。
ピンバーが出たからすぐに反発するといった見方ではなく、そろそろ相場の転換点ですよといった見方をするものです。
バイナリーでピンバーのみでエントリーしていった場合の勝率は、損益分岐点を下回る結果になると思います。
それだけピンバーだけではバイナリーで使えないということです。
ピンバーとバイナリー逆張り取引に関するまとめ
これまで、ピンバーのバイナリー逆張り取引について、紹介してきました。
上記でも述べた通り、正直ピンバーだけでは、バイナリーで稼いでいくことは難しいと思います。
ピンバーは他のインジケーターと組み合わせて使おう!
ピンバーは、エントリーの条件に使われるというより、相場の転換点の分析に使われることが多いので、前提条件として使う分には良いのかなと思います。
ピンバーを使って取引をしていくのであれば、ピンバーと相性の良い条件を加えたり、他のインジケーターと組み合わせたりして、勝率を上げていく必要があるのかなと思います。
ピンバーの弱点について
また、ピンバーの弱点として、エントリーするかしないかの判断が非常に難しいことです。
相場は常に動いているので、時間ギリギリまでピンバーかどうかが判断できません。
ピンバーだと思っていても、残りの1秒でピンバーじゃなくなることもあるので、最後まで相場を見続けなくてはいけません。
このように、ピンバーを使うことで大変なこともありますが、使ってみたい方は、自分でいろいろ試してみることをオススメします。