どうもインベスターS.Tです。
バイナリーオプションを利用する方であれば、為替の用語もいくらか耳にすると思います。
「リパトリエーション」という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
最近でいうと、去年はトランプ大統領の影響で大きくニュースにもなりましたし、毎年2-3月あたりになると多く聞く言葉かと思います。
リパトリエーションについて、わからない人もいると思いますので、今回は「リパトリエーションの意味とは?バイナリー取引で使えるのか?為替専門用語」について解説していきたいと思います。
目次
リパトリエーションとは?どんな意味?
リパトリエーションとは、「本国送還」という意味ですが、金融関係などでは企業などが、海外に保有している資産を本国に環流させることを言います。
外貨資産を引き揚げて、自国内での資産にしたり、自国通貨に換金したりすることです。
リパトリエーション減税とは?どんな現象?
「リパトリエーション減税」とは、海外にある資金を本国に還流させるリパトリエーションを行う際にかかる税金を減税することをいいます。
リパトリエーション減税を行うと?
リパトリエーション減税を行うことにより、資金還流が増えるので、外国から本国への資金還流が促進され、国の税収は拡大するのです。
なお、リパトリエーション減税は噂だけでも、外国為替市場にも大きな影響を及ぼすことがあります。
リパトリエーションは東日本大震災で注目された?
「震災で日本経済にダメージがかかると、円安になるのでは?」と思う人も多いと思います。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災の影響を受けて、3月17日の早朝には、ドル円の為替レートは、史上最高値の76円25銭を記録したのです。
しかし、ドル円相場を円高に動かしたのは、保険会社や金融機関のリパトリエーションだけではありません。
1995年阪神淡路大震災のとき、相場が大きな円高となったことから、「今回の東日本大震災も円高になるのでは?」と予想した、投資家たちの円買いが多発したからでもあります。
阪神淡路大震災のときは、地震発生から数ヶ月後に円高になりましたが、これを知っている人たちは地震後、すぐに円買いしたことから、東日本大震災のときは早い段階で円高になりました。
リパトリエーションをバイナリーオプション取引で使う際のポイントとは?
結論から言うと、リパトリエーションの噂だけでも相場は動きます。
ただ、指標があるからといって、必ずしも高騰するとは限らないので、鵜呑みにはしないようにしてください。
2〜3月は、海外の投資家たちが円売りする傾向もあるので、円安になる要因もあります。
そのため、一年の中ではドル円が大きく動く月でもあるので、注意も必要になってきます。
そして、「円高になるか?」、それとも「円安になるか?」、どちらに動くかはわかりませんが、値動きが普段よりも大きいので、その差を狙って勝負することもできます。
リパトリエーションに関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「リパトリエーションの意味とは?バイナリー取引で使えるのか?為替専門用語」について解説させていただきました。
バイナリーオプションではあまり利用しない方も多いと思いますが、「リパトリエーションを知っているか?」、「リパトリエーションを知らないか?」によって、時には勝敗をわけることもあると思います。
最近では、トランプ大統領の改革で注目されているので、投資家たちの動きも以前よりもわかりやすくなってきています。
リパトリエーションが起こりやすい時期は、意識してドル円の相場を見て、取引に使える判断材料にできればいいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。