どうもインベスターS.Tです。
バイナリーオプションはFXと異なり、終了時間には、必ず結果が出てしまうトレードです。
毎回結果が付いて回る以上、負け続ければ遅かれ早かれ退場となってしまいます。
そうです、勝率が大事なのです。
バイナリーオプションは、上がるか下がるかの二者択一なので、「勝つか負けるかは、無策で臨んでも二分の一の確率だ!」と、言う人も居ます。
しかし、二分の一と言うのは理論値でして、その結果に収束する為には、大数の法則から導き出しても、数千回・数万回とHighLowを繰り返して、徐々に二分の一に近付くのです。
何れにしましても、手数料(ペイアウト率)も掛かりますので実質、50%では負けになります。
となると、バイナリーで勝と言えるのは、勝率60%以上をキープしないとなりませんよね。
「では、どうするのが良いか?」と言うと、策を練りましょうということですね。
そのため今回は、「EMAとボリンジャーバンドを組み合わせて使い、勝率を上げる方法」を解説します。
目次
EMAとボリンジャーバンドを組み合わせるメリットとは?
EMAとボリンジャーバンドは、どちらもトレンド系のインジケーターですが、それを組み合わせて使うことで、トレンドに逆らわずにエントリーポイントが掴めます。
所謂は、順張りトレードですね。
では何故、SMA(単純移動平均線)ではなく、EMA(指数平滑移動平均線)を使うのかと言いますと、単純に、バイナリーオプションは基本短期勝負(30秒〜5分)の人が多いと思います。
短期勝負に利用するには、SMAでは相場に対する反応が遅く、不向きで、EMAはSMAに比べて直近の動きに重きを置いた計算式からラインが引かれますので、トレーダーに相場状況を素早く、知らせてくれます。
各インジケーターの設定について
MT4の表示から「ナビゲーター」を選択し、表示させます。
ナビゲーターが表示されましたら、「インディケータ」→「トレンド」と開いて進み、「Moving Average」をチャート画面にドラッグアンドドロップします。
同じく、「インディケータ」→「トレンド」の中に「Bollinger Bands」をチャート画面にドラッグアンドドロップします。
EMAの設定について
「Moving Average」をチャート画面にドラッグアンドドロップしますと、ダイアログボックスが開きますので設定をします。
それぞれの設定値について
先ず、パラメータの期間は(5日)に設定します。
移動平均の種別はExponential(指数平滑移動平均線)を選択します。
適用価格はClose(終値)を選択し、色と線種は見やすくなる様に設定してください。
ボリンジャーバンドの設定について
ナビゲーターから「Bollinger Bands」をチャート画面にドラッグアンドドロップしますと、ダイアログボックスが開きますので設定をします。
では、パラメーターの設定をして行きます。
それぞれの設定値について
期間は20日に設定しますが、20日単純移動平均線(SMA)と同じです。
偏差は±1σのラインを引かせます。
適用価格はClose(終値)を選択し、色と線種は見やすくなる様に設定してください。
EMAとボリンジャーバンドで順張り取引を攻略する手法とは?
それでは、取引方法を解説いたします。
まず、チャートは1分足を使い、バイナリーオプションは取引時間3分間用にパラメーターを調整しました。
Highでエントリーするポイント
黄色のEMAが±1σを上抜いた時は「Highでエントリー」をします。
5日EMAとローソク足が重なって、±1σのラインを上抜けた場合は、更に強力なサインとなります。
Lowでエントリーするポイント
黄色のEMAが±1σを下抜いた時は「Lowでエントリー」をします。
5日EMAとローソク足が重なって、±1σのラインを下抜けた場合は、更に強力なサインとなります。
組み合わせた際に勝率はどれぐらい上がるのか?
MT4の1分足チャートにて、検証をしてみましょう。
左側①でEMA5が−1σを下抜いたので「Lowエントリー」をし、3分取引の1分2分3分目下落で勝ててます。
②でEMA5が−1σを上抜いたので「Highでエントリー」をし、3分取引の3分目が上昇となってますので勝になります。
③でEMA5が+1σを上抜いたので「Highでエントリー」をし、3分取引の3分目は2分目から可なり下落しましたがエントリー位置よりは上昇になりますので勝になります。
④はEMA5が+1σを下抜いたので「Lowでエントリー」をし、3分取引の3分目は大きく下落してますので勝になります。
⑤でEMA5が+1σを上抜いたので「Highでエントリー」をし、3分取引の3分目は2分目と並んでますがエントリー位置よりは上昇になりますので勝になります。
⑥はEMA5が+1σを下抜いたので「Lowでエントリー」をし、3分取引の3分目は下落してますので勝になります。
⑦でEMA5が−1σを下抜いたので「Lowエントリー」をし、3分取引の3分目下落で勝ててます。
⑧はEMA5が−1σを上抜いたので「Highでエントリー」をし、3分取引の3分目が上昇となってますので勝になります。
⑨でEMA5が−1σを下抜いたので「Lowエントリー」をし、3分取引の3分目下落で勝ててます。
EMAとボリンジャーバンドを組み合わせた手法に関するまとめ
今回、トレンド系のテクニカル指標として、最も有名な2つのインジケーターEMAとボリンジャーバンドを組み合わせて使うことで、勝率を上げられるのかを検証しました。
今回、検証したチャートでは、9戦9勝、つまり全勝となりました。
ただですね、相場は短期勝負と言えども、想定外の事象が起こり得るものです。
必ずしも検証通りには行かないことも、書き添えて終わりに致します。