どうもインベスターS.Tです。
ニュースを見ていると、よく「金融緩和」という言葉を聞くかと思いますが、いったいなんのことを言っているのでしょうか?
聞いたことがあるけど知らない言葉というのは、結構あるもです。
「何となく分かるけど説明して」と言われると、何と説明したらよいか分からないという人も、多くいるのではないでしょうか。
今回の記事では、「金融緩和に関するメリットやデメリットから、バイナリーオプションとの関係性」を解説していきます。
目次
金融緩和とは?意味を解説!
金融緩和を簡単に説明すると、日本銀行が現金を発行し、市場のお金を増やすことで物価を上昇させ景気を良くするというものになります。
ただですね、ここで不思議と感じる人はいませんか?
と感じる人がいるかもしれません。
「まるで、誰かが何もせずに、お金を受け取り自由に使っている」と思われるかもしれませんが、これは大きな間違いです。
しかも、「市場にお金が増える」と言われると、お金を造幣局で作っているように考えるかもしれませんが、現在のお金はコンピューターで管理されています。
金融緩和の具体的な一連の流れとは?
日本銀行が現金を増やすということは、コンピューター上で円を増やすという行為にあたります。
次にこの増やしたお金で、日本銀行は各民間銀行が保有している債権を購入し、民間銀行に現金が投入されます。
このお金が増えることで、民間銀行は企業や個人に貸し付けを行い、ここでお金が世の中に出回るという仕組みになっています。
つまり、日本銀行が民間銀行に現金を渡すことで、金利を低下させ簡単に言えば借金をしやすくし、どんどん世の中にお金が出回り始めるというわけなのです。
住宅ローンを行うのならば、物価が下がり低迷しているときがチャンスということになります。
この一連の流れを「金融緩和」と呼んでいるのです。
金融緩和政策とは?
この負の連鎖を防ぐために、「金融緩和政策」が行われるというわけです。
お金を借りやすくし、倒産を防ぐ、これが経済の活性化につながるというのです。
そして現在、日本銀行が行っている金融緩和は、量的質的金融緩和で2013年以降、4度にわたり実施されてきました。
目標は物価を2%上昇させること、ここを目標に行ってきましたが、過度の金融緩和はデメリットにもなりえるのです。
金融緩和政策のメリットとは?
2016年に行われた金融緩和というのは、世間でも有名な「マイナス金利政策」です。
「金利の低下により、住宅ローンの融資が受けやすくなる」という消費者にはメリットもありました。
さらに、金利の低下は為替にも影響を表します。
金融緩和政策のデメリットとは?
ただ、先ほどの話はすべてがうまくいった状況だと考えてください。
政策が外れれば金融緩和は、デメリットが浮き彫りになるのです。
実際に現在景気が回復したと感じている人は、何パーセントなのでしょうか?
お金が集まるところにしか集まっていないという懸念もり、貧富の格差がより大きくなったとも言われています。
また、過度の金融緩和政策を行っていることから、現在は日本銀行が民間銀行から購入できる債券もなくなってきたとも言われています。
量的緩和が使えないかもしれない今後ですが、大きな災害が日本に起これば、今度は立ち直ることができないというデメリットも考えられるのです。
金融緩和とバイナリーオプションとの関係性と注意点はあるのか?
先ほどの説明にもあったとおり、金融緩和が実施されれば、円安方向に為替は動きやすくなります。
金融緩和が行われるだろうと予想をし、実施されるという発表を受けても、規模が小さく円高に進むことも考えられます。
金融に詳しい人ならば良いですが、あまり詳しくないのであれば、全体の動きを確認してから利用することをおすすめします。
金融緩和に関するまとめ
金融緩和は「バイナリーオプションを行うから確認をする」というものではありません。
「現在の日本の経済がどのような状態にあるのか?」を、詳しく知っておく必要があるのではないでしょうか?
「金融緩和政策」は、私たちの日常に深く関わりを持ってきます。
自分の生活のためにも、今後の日本銀行の動向に注視するようにしましょう。