どうもインベスターS.Tです。
「相場はある一定のリズムによって形成されている」、というような言葉を聞いたことはありますでしょうか?
確かに、相場は上がれば必ずどこかで下がっています。
この上下運動がリズムによって行われるというのが分かれば、相場を分析にするにあたって、とても有効な手法になりえると考えられませんか?
そこで!
今回の記事では「このリズムに関連する、エリオット波動」について解説してきます。
目次
エリオット波動論の概要について
エリオット波動とは、「ラルフ・ネルソン・エリオット氏」が価格変動には一定の秩序が存在すると話された「テクニカル理論」になります。
相場には5つの上昇波と3つの下降波という、合計8つの波を1つの周期として形成しているという理論です。
またエリオット波動には、次のような3原則もあります。
エリオット波動を知るためには、この3原則は必ず把握しておきましょう。
エリオット波動とローソク足との関係性について
ローソク足は、投資家の売買状況によって上げ下げを繰り返します。
エリオット波動の基本は、相場はN字に動くという点てす。
これは当たり前のことであり、「上げ続ける相場はあり得ない」、「購入したものは必ず売るときが来る」からですね。
つまりローソク足は、必ずエリオット波動の基本であるN字に動くという関係性を持っているというわけです。
エリオット波動の細かな見方について解説!
エリオット波動には、連続するN字の8つの波があると説明をしましたが、それを細かく分解すると、6つのパターンとなります。
I波動
一方通行の上昇や下落の波動。
V波動
上昇した後の下降、若しくは下降した後の上昇という波動
Y波動(逆ペナント・ブロードニング)
上昇と下降を繰り返しながらその値幅が段々広がっている波動
P波動(ペナント・トライアングル)
上昇と下降を繰り返しながらその値幅が段々狭まっていく波動
N波動
上昇した後の下降、その後さらに上昇する波動
S波動(ロールリバーサル)
急激な上昇や下降する波動
以上の6つが起こった場合、その後の相場を予想するきっかけとなります。
例えば、上昇途中でP波動(ペナント)が発生した時は、段々と値幅が落ち着き、その後一気にトレンドが発生する可能性を示唆してくれています。
エリオット波動とフィボナッチとの関連性について
フィボナッチとは、自然界や歴史的建造物、芸術作品にも存在している数列のことです。
エリオット波動は、このフィボナッチ比率から天井を計算するということができます。
エリオット波動とフィボナッチ
つまり、エリオット波動とフィボナッチ比率から上昇中であれば、天井を把握し押し目でローエントリーができるということです。
エリオット波動で、必ず相場は転換するという説明を受けても、それは誰もが知っていることですので、その値がどこのなのが知りたいと考えるはずです。
先ほどのように、明確なP波動などが起きれば分かりやすいですが、それ以外の場合は、エントリーポイントが見つけられません。
そこで利用するのが、「フィボナッチライン」になるのです。
これにより値動きが高いと言われている波動3のサポートラインを見つけ、エントリーをしていけば高い絵利益を得られるという訳なのです。
エリオット波動とフィボナッチを利用するのならば、確実に形成されているということを理解しなければいけないのです。
エリオット波動に関するまとめ
エリオット波動では、投資家の間でも見解が分かれることもあります。つまり、それだけ見方が難しいテクニカル分析手法というわけです。
しかし、理解するればこれほどすごい手法はありません。
エリオット波動を利用するメリット
最大の利点は、他のテクニカル分析よりも早い段階で予想ができるという点です。
サイトを図解で見ると、誰もが分かった気になってしまうものですが、それはサイトでは過去の結果が分かった図解で説明しているからなのです。
先ほども説明した通り、分かった気になっていて、誤った分析をするほど恐ろしいものはありません。
まずはMT4を開いていき、「zigzag」などのインジケーターを使用しながら、チャートの未来を予測する練習をしていきましょう。